Touch Art
触れる絵画の第一人者
José Ishiguroが横浜で障害者たちに美術教育を行っていた時期に、神奈川県茅ケ崎市の美術館にて、José Ishiguro主催の、全国障害者美術展が開催された。
その際、José Ishiguroが美術展の会場にて、お客様に説明を行っていたところ、全盲の青年が杖をつきながら、José Ishiguroに近寄ってきた。
その青年は、「自分は全盲だけれども、José Ishiguroのようなアーティストになりたい。」「全盲の自分にも、制作可能な現代アートの作り方を教えてほしい。」と、熱心に語り掛けてきた。
そして、José Ishiguroは、手で触れて鑑賞できるアート”Touch Art"を考案した。
これは、視覚障害者が、現代アートを手で触って楽しめるだけではなく、視覚障害者が手の感触だけを頼りに、自分が現代アート制作者になれる道を開いた革命的チャレンジであった。
現在、José Ishiguro は、世界中に、"Touch Art”を広める活動をしながら、視覚障害者がアーティストとして自立できるように、様々な企画を考え、実行している。
今から約30年ほど前に行われた”盲導犬普及チャリティーコンサート”は、東京FMをキーステーションに、日本中に放送された番組であるが、この企画を立案・マネジメント・スポンサーなど、全て、José Ishiguroであった。